「民生委員制度創設100周年記念 全国民生委員児童委員大会」に参加しました。

大正6年、岡山県において創設された済世顧問制度を源とする民生委員制度は、本年、制度創設100周年という大きな節目を迎えました。また、昭和22年に公布された児童福祉法において創設された児童委員制度も70周年の節目を迎えました。

地域においては人と人とのつながりが希薄化するなか、住民の福祉課題、生活課題が多様化、深刻化しています。また、東日本大震災以降も自然災害が相次いでおり、地域における住民同士の支え合いの仕組みづくりが重要となるなか、住民の最も身近な存在である民生委員・児童委員への期待は一層大きなものとなっています。

制度創設100周年という大きな節目を迎えるなか、全国の民生委員・児童委員はその力を合わせて、誰もが安心して生活することができる地域づくりへの取り組みを進めていかなければなりません。

そこで本会では、全国で活動する民生委員・児童委員が一堂に会し、これまでの100年の歴史を振り返り、その原点、そして多くの先達の思いを再確認するとともに、委員活動の一層の充実、発展に向け、思いを新たにする機会として、標記大会に下記の日程で参加しました。

まず、記念式典は、「済世顧問、方面委員から民生委員へ」と題した、民生委員制度創設100周年映像が流れ、第1部の開会式へと移りました。

開会式には、天皇皇后両陛下にご臨席賜り、東京都民生委員児童委員連合会 寺田晃弘会長はじめ、全国民生委員児童委員連合会 得能金市会長、塩崎恭久厚生労働大臣、全国社会福祉協議会 斎藤十朗会長、東京都 小池百合子知事からご挨拶いただきました。

次に、記念講演として、医師で諏訪中央病院名誉委員長の鎌田實氏による「あたたかい社会をつくる」と題した講演が行われました。講演テーマとして「愛」「社会貢献」「希望」を柱に、民生委員・児童委員活動と重ねながら分かりやすく楽しい講演でした。

その後、大会宣言、拠金贈呈などが行われ、次期開催地の沖縄県民生委員児童委員協議会会長のあいさつがありました。

最後に、アトラクションとして、江戸消防記念会による纏(まとい)や梯子乗りの演技があり閉会となりました。

 

期日:平成29年7月9日(日)~10日(月)

場所:東京ビッグサイトおよび東京都内各会場

参加人数:全国約10,000名(内宮崎県103名、宮崎市26名)

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「全民児連得能会長より拠金贈呈」  「東京都の民生委員・児童委員による『愛の小鳩」合唱』

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「江戸消防記念会による梯子乗りの演技」  「宮崎市民児協地区会長集合写真」

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